東京江戸川区のボトリングシステムメーカー

長年使用している間に改善したい点が出現

お客様の社内でも装置更新を検討するタイミングではありましたが、改善の要望もありました。 25年運用していく中で導入当初から生産条件が変わり、既設機の機能ではまかなえない部分、改善点が出てきていました。 ① 瓶の種類が変わるごとに、送り込みスクリューから洗瓶ホルダーへ瓶を送るタイミングも変わるので、その調整を手動で行わなければならない。 ② 最初から不良である瓶が装置に搬送せれることによって割れる場合がごく稀にあり、その欠片が装置内に混入する。 ③ 瓶がエアーブローした時に浮き上がり、洗瓶ホルダーから外れて瓶底洗浄が要求通り出来ないことがある。

課題解決策として機能を提案

各改善事項に対して提案をさせていただきました。問題を解決するための適正な改造との評価を得ました。 ① 送り込みスクリューから洗瓶ホルダーへ瓶を送るタイミング調整を、瓶種ごとに自動で切り替えられる仕組みにする。 ② 破損瓶およびその欠片は排瓶側にカバーをつけることにより回収する。 ③ 抑えつけ装置をつけることで瓶が洗瓶ホルダーから外れることを防ぎ、瓶が浮き上がらず要求仕様を満たす瓶底洗浄が出来る。 また、30年以上のお取引がある中で、他社様含む導入実績も多数あることも評価いただき、永田製作所の装置が採用されました。

生産能力の向上と効率化

更新前より処理能力が向上したことにより、現状の生産条件にも対応し得る高い生産能力を確保し、要求仕様通りの瓶洗浄ができるようになりました。 タッチパネルから自動運転の操作を行うことで、エアー洗瓶機への瓶の供給および排出を自動で行なうことが可能となっています。 また、機能追加によりタイミング調整や瓶破損の破片処理などの手間がなくなり、作業効率が良くなりました。 そのためトラブルで人員を割く機会も減り、作業者は本来の仕事に集中することができるというメリットも生まれています。