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洗瓶機・ボトルリンサーの特長と種類

洗瓶機(ボトルリンサー)とは、ガラス瓶や樹脂ボトルなどの容器を、水や精製水(超純水など)、クリーエアーなどで洗浄する装置です。本記事では、洗瓶機・リンサーの特長や種類について解説します。

洗瓶機・ボトルリンサーとは？

洗瓶機・ボトルリンサーは、化学薬品や医薬品、化粧品などの業界で使用される装置です。ガラス瓶や樹脂ボトルなどの容器を水や精製水、クリーンエアーなどで洗浄する役割を果たします。洗瓶機を導入することで、製造プロセスの効率化や衛生的な製造が可能となり、製品の品質と信頼性の向上に寄与します。

洗瓶機の特長

洗瓶機は自動洗浄により、クリーンな環境下で高い清浄度を維持した製品の生産が可能です。たとえば、液状の化学薬剤を充填する容器を洗浄する際、洗瓶機は予備洗浄、循環洗浄、仕上げ洗浄の工程を通じて効果的な洗浄を実現します。求める処理能力やコストに応じてさまざまなサイズの運用方法に対応するために、半自動式や全自動式の機種を選択できます。

洗瓶機による洗浄の工程

洗瓶機は主に予備洗浄、循環洗浄、仕上げ洗浄の3つの工程で洗浄を行います。これに加えて、口元洗浄やキャップの洗浄、クリーンエアーによる水切りの工程を追加することも可能です。さらに、容器の乾燥や冷却を含む「洗瓶乾燥機」という装置もあり、洗浄や乾燥の工程をすべて自動化することができます。

洗瓶機・リンサーの種類

対象とする容器や製造条件に応じて、適切な洗瓶機を選択することが重要です。

洗瓶機・ボトルリンサー

洗瓶機・ボトルリンサーは、容器の内部と外部を水で洗浄する装置です。全自動洗瓶機(ボトルリンサー)は給瓶から排瓶まで自動で行なう機能を持ち、複数の工程を経て洗浄が行われます。一方、半自動洗瓶機(セミボトルリンサー)は容器の供給や取り出しは人手で行い、洗浄を自動化します。どちらの機種も手動で瓶種の切り替え作業を行うことで、複数瓶種に対応可能です。

　　　　　　全自動洗瓶機(ボトルリンサー)

　　　　　　半自動洗瓶機(セミボトルリンサー)

詳細はこちら⇒洗瓶機・ボトルリンサー

洗瓶乾燥機

洗瓶乾燥機は、容器の内外部を水で洗浄し、乾燥及び冷却する装置です。コンベアーから供給された容器はキャリアチェーンを介して各工程に搬送され、洗浄、水切り、乾燥・冷却の工程を全て自動化します。乾燥・冷却時は、フィルターで清浄化したクリーンエアーを吹き付けて、品質を保ったまま容器内外から水滴を除去して排瓶することができます。

　　　　　　　　　　　洗瓶乾燥機

詳細はこちら⇒洗瓶乾燥機

超音波洗浄機

超音波洗浄機は、容器に水を注入して超音波発振により内部を自動で洗浄する装置です。供給された容器に固定ノズルから超純水を注水し、ホーンで超音波を発振します。化学薬品業界では、洗瓶乾燥機の前工程としてラインに配置される事例も数多くあります。

　　　　　　　　　　　　超音波洗浄機

詳細はこちら⇒超音波洗浄機

エアー洗瓶機(エアクリーナー)

エアー洗瓶機は、上流設備(セミアンケーサー)より供給された容器内部にクリーンエアーを吹き付け、自動洗浄する装置です。洗浄により容器内部から除去された塵埃は、集塵機にて回収され、装置内の清浄度を維持します。エアー洗浄部には、静電気除去装置を設置しており、樹脂容器内外の帯電を防ぎます。ホルダーアタッチメントなど各部を手動切替し、複数の瓶種切替を行うことが可能です。

　　　　　　　　　　エアー洗瓶機

詳細はこちら⇒エアー洗瓶機

ドラム缶洗浄機

ドラム缶洗浄機は、ドラム缶の内部・外部を水で洗浄する装置です。ドラム缶の内部を洗浄するドラム内洗浄機、外部を洗浄するドラム外洗浄機の2種の装置があります。100L、200Lなど1台の装置で複数のサイズに対応可能です。半自動式でドラム缶の供給、取出、位置合わせは作業者が人手により行い、洗浄ブースにて自動で洗浄、水切りを行います。供給・排出コンベアーの接続や洗浄ブースの扉を自動開閉できるようカスタマイズし、ドラム缶をストックできるような構成にすることもできます。

　　　　　　　　　　　　ドラム内洗浄機

　　　　　　　　　　　　ドラム外洗浄機

詳細はこちら⇒ドラム缶洗浄機

まとめ

洗瓶機は、製造プロセスの効率化と品質向上に貢献する重要な装置です。永田製作所は豊富な経験とノウハウを持ち、お客様のニーズに合わせてカスタマイズした洗瓶機を提供しています。洗瓶機に関するご相談やお問い合わせはお気軽にご連絡ください。