東京江戸川区のボトリングシステムメーカー

新棟建設におけるライン新設と厳しい管理基準

研究開発用の新棟建設に伴い、お客様は試作品レジスト液製造用の装置を必要としていました。このお客様とは長年のお付き合いがあり様々な装置を納入してきましたが、求める清浄度の基準がさらに高くなっており、今回の試作製造用の装置では今まで以上に細かい汚れやパーティクルが混入しないような機能が必須でした。従来設計では、瓶供給（取り出し）部に清浄度を保つための機能がなく、クリーンな環境が維持されていても充填・キャッピングエリアへ瓶供給（取り出し）部から細かい汚れやパーティクルが混入する可能性がありました。 お客様の要求仕様を満たす上で、瓶供給（取り出し）部にも清浄度を高める機能を追加し、瓶供給～瓶取り出しまでの全工程で清浄度を維持する必要がありました。

課題を解決する新製品と30年以上の実績

細かい汚れやパーティクルの混入を極限まで防ぐため、充填とキャッピングの工程をクリーンブース内で人手を介さず全自動で行う新型の充填・キャッパー一体型を開発しご提案しました。全行程で清浄度を維持するというお客様の課題に合わせたオーダーメイドの装置を作り上げたこと、瓶供給（取り出し）部で清浄度を高める工夫を行ったことを評価いただき、新型の充填・キャッパー一体型の導入が決定しました。 また、高純度薬液を製造する防爆エリアに対応できる防爆仕様の装置製作・技術と、これまでの豊富な納入実績から当社製装置であれば高品質の薬液充填や容器洗浄が行えると評価いただいていたことも選ばれた理由の一つとなりました。

高品質な試作品生産を実現

高い清浄度を維持してアンキャッピング・充填・キャッピングの一連の工程を行える全自動の装置としたこと、さらに充填とキャッピングの工程で清浄度を高めるための仕様を追加したことにより、高品質な試作品の生産することが出来ています。 清浄度を高めるための仕様として、例えば瓶の供給（取り出し）部にエアシャワー機構を追加したことで、瓶の汚れをあらかじめ落としておくことができ、より高い清浄度の下で充填することを可能としています。