130年以上の歴史をもつ老舗化学薬品メーカー
海外エンドユーザー向け製品生産のための半自動充填キャッパ―
業種 製造業 | 従業員数 1000名~4999名 | 課題 省スペースで複数瓶種の充填・キャッピングを実現 | 当社の提案 省スペース化・複数瓶種対応を同時に実現する半自動装置の開発
- 設備 半自動充填・キャッパー一体型
- 業界 化学薬品
- 対象容器 樹脂容器(10L・20Lなど)
- 生産能力 ~30本/時間
VOICE
事例紹介
この化学薬品製造メーカー様(以下、お客様)には、テレビやパソコンの液晶に使用される化学薬品向け半自動充填キャッパ―を導入させていただきました。従来、お客様は10L容器専用の装置で生産を行っていましたが、近年のデジタル化に伴い、液晶に使用される薬剤の需要が増えたことをきっかけに、お客様の海外エンドユーザーから容量20L容器での生産が可能な装置を要望いただきました。 設置スペースが限られていたことから、10L容器と20L容器で装置は個別化せず、1台で10L/20L両方対応可能な装置をご提案しました。
導入前の課題
海外エンドユーザーからの容量20L製品の要望
このお客様では、従来は10L容器の生産を全自動の充填・キャッパ―一体型装置で行っていました。しかし、近年のデジタル機器需要の拡大に伴い生産する製品の需要も高まっており、海外のエンドユーザーから10L容器での増産と20L容器での納品も求められるようになったことから、限られた設置スペースの中で増産するための設備導入を実現することが課題になっていました。既存の充填・キャッパ―一体型装置では最大10L容器までしか対応していないため20L容器に対応できず、また全自動仕様で新たに20L容器対応の装置を導入することは、設置スペース的に難しいのは明白でした。
選ばれた理由
各容量に対応の装置とスペース問題の解消の提案
当社では1台の装置で10L/20L両方対応させた装置を新たに導入して増産に対応できるようにすることと、装置の機構を全自動から半自動にすることで設置スペースの問題解消を行うことを提案しました。既存の全自動装置の瓶種追加改造や新たな20L容器専用全自動装置の設置ではなく、オーダーメイドの技術・知見を活かした半自動装置の開発によって課題解決を目指しました。 従来の全自動装置より生産力は落ちるというマイナス面はあるものの、省スペースかつ複数瓶種に対応した高品質の製品生産を行うというエンドユーザーの要望に十分応えられることを評価いただき、本提案が採用されることになりました。
導入後の成果・効果
20L製品の生産とさらなる要望実現
容量20L製品が製造可能になり、1つの装置で容量の違う製品の製造ができるようになりました。充填・キャッピング装置と同時に設置したクリーンブースはISO規格クラス5を保持しており、高品質な製品の生産を実現しています。 また装置設置後に新たにエンドユーザーからの要望があり、10L容器のキャップを細口のみ対応だったものを広口にも対応出来るように改造をしました。これはチャックやアタッチメントの改造で対応をさせていただきました。
WORKS
その他の事例
永田製作所で対応させて頂いた、様々な事例をご紹介しています。
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WORKS
納入事例
化学薬品をはじめ、医薬品、化粧品など様々な
製造現場に実績があります。その中から事例を紹介します。